自分へのご褒美って、いざ考えようとすると意外と出てこないものですよね。
実際、このキーワードは月に約5,000回検索されていて、その中でも「どう選べばいいか分からない」という悩み系の検索が、毎月まとまった数出ています。
「欲がないのかな」「頑張れてないのかな」と自分を責めがちですが、そうではありません。
毎日、仕事・家事・人付き合い・情報の洪水にさらされている大人にとって、「ご褒美が思いつかない」のは、むしろ頑張りすぎて決め疲れしているサインです。
この記事では、30〜40代の女性向けに
をまとめました。
「今日は何も買わなくていいご褒美」から始められる内容にしているので、財布を開かずに読み進めてみてください。
ご褒美が思いつかないのは「甘え」じゃない
決め疲れがたまっている
仕事のタスク管理、家事の段取り、子どもやパートナーとの予定調整、SNSやニュースチェック…。
毎日ずっと「次は何をするか」を選び続けていると、最後に残る“自分のこと”まで判断する余力が残りづらくなります。
本当はご褒美を考えたいのに、脳が「もう選びたくない」とストップをかけている状態。
このとき必要なのは、「私、欲がないな」と責めることではなく、
ここまでよくやってきたから、これ以上は決めなくていいよ
と、一度ブレーキを踏んであげることです。
「高い物=ご褒美」という思い込み
雑誌やECサイトでは、一生もの ジュエリー10 万 円 ネックレスのような高額アイテムと自分へのご褒美がセットで語られることが多く、「ご褒美=背伸びした買い物」と刷り込まれがちです。
その結果、
など、“世間的にご褒美っぽい物”に引きずられて、自分の本音が見えにくくなります。
この記事では、ご褒美を
自分を雑に扱わないために、いつもより少しだけ大事にすること
と定義し直します。
その視点に立つと、「時間」「体験」「小さな物」など、0円からでもできるご褒美がたくさん見えてきます。
お金をかけない「自分へのご褒美」5選(0円〜数百円)
雑誌では3,000円前後の“プチ贅沢”がよく特集されていますが、まずは0円〜数百円でできるご褒美から整えるのがおすすめです。
通知オフ+「何もしない30分」を正式に許可する
一番簡単で効果が大きいのが、「何もしない時間を、自分に正式に許可する」こと。
スマホの通知をすべて切り、家事やToDoも一旦見えない場所に置いて、30分だけソファやベッドで横になる時間をつくります。
ポイントは、「なんとなくゴロゴロする」のではなく、
今日はここまで頑張ったから、この30分は何もしなくていい
と自分に宣言してから横になること。
「サボってしまった」ではなく「ちゃんと休ませた」と感じられるだけで、心の満足度が変わります。
ひと駅分だけ遠回りして歩く
頭を空っぽにしたいときは、「ひと駅ぶんだけ歩く散歩」もおすすめです。
目的もなくぶらぶらすること自体が、脳みそのリセットになります。
疲れている日は、音楽やラジオをゆるく流しながら、“考えないで歩く時間”にしてみてください。
図書館+ソファで「なんちゃってカフェタイム」
本を読むのが得意でなくても、図書館で「表紙が気になった1冊」を連れて帰るだけならハードルは高くありません。
これだけで、「いつもの部屋がちょっとだけカフェ化した時間」が生まれます。
読み切る必要はなく、「自分の好奇心のために時間を使えた」と感じられれば十分です。
家の中の「一箇所だけ」模様替え
部屋全体を片付けようとすると心が折れますが、「テーブルの上だけ」「テレビの周りだけ」と一箇所にしぼる模様替えなら、ご褒美として続けやすいです。
お金をかけなくても、「ここに座るとちょっと気分がいい」という自分専用席ができると、毎日のドラマ時間が小さな楽しみになります。
0円の“遊び時間”を1つ決めておく
「趣味がない」、「何をしたらいいか分からない」という人は、0円でできる“遊び方”をひとつ決めてしまうのも手です。
例えば
どれもお金はかかりませんが、「仕事でも家事でもない、自分のための時間だった」と感じられると、それだけでご褒美になります。
少額〜3,000円で叶う「プチご褒美」5選
ここからは、「今日はちょっとだけお金を使ってもいいかも」という日に向けたアイデアです。
ギフト特集やプレゼントサイトでも、3,000円前後の“自分へのご褒美”がよく紹介されています。
入浴剤で「今日はここで一日終了」にする
1,000〜2,000円台の入浴剤は、コスパの良い自己投資です。
「このタブレットを使う日は、他の作業はもうやらない」と決めると、入浴剤=一日の終了ボタンになります。
ちょっと良いスイーツを「ドラマ1話ぶん」に合わせる
コンビニスイーツも良いですが、たまに“ワンランク上のスイーツを1箱だけ”自分用に買うと満足度が変わります。
「ドラマ1話観るあいだに食べてよい分」を決め、残りは別の日に回すと、楽しみが二度続きます。
おこもり時間専用のマグカップ&ひざ掛け
毎日使うマグカップやひざ掛けを、自分のためだけの“おこもりセット”として1組用意するのもおすすめです。
「これを出したら、自分の時間スタート」というスイッチになるので、高価でなくても満足感が高いジャンルです。
夜だけ使うスキンケア・ハンドクリーム
ドラマを観ながら使う専用のハンドクリームやシートマスクも、3,000円以内で続けやすいご褒美です。
“ながらケア”にすると、「ちゃんと自分を労っている」という感覚が残り、翌朝の肌の調子にもつながって自己肯定感が上がりやすくなります。
小さな花やグリーンをひとつだけ
部屋の空気を変えたいときは、500〜1,000円台のミニブーケや小さな観葉植物を1つだけ迎えるのも効果的です。
ドラマや映画を観るたびに視界に入るので、「この子のために周りを少し片付けようかな」と思えるのもいいところです。
ドラマと一緒に楽しむ「ご褒美時間」の作り方
物価高や寒さの影響で、「この冬は家でゆっくり過ごしたい」と感じている人は多く、調査でもおうち時間の充実を重視する声が増えています。
どうせ家にいるなら、ただダラダラ観るのではなく、「自分をねぎらうための時間」に変えてしまいましょう。
観る前後の“小さな儀式”を決める
このくらいの簡単な儀式でも、「今からは自分の時間」、「ここで今日を締める」と切り替えるきっかけになります。
ご褒美セットは1〜2パターンにしておく
毎回メニューを考えると疲れるので、“平日用”“週末用”の2パターンくらいに決めておくと楽です。
こうしておくと、「ドラマを観る=ご褒美も自動的についてくる」状態になり、冬のおうち時間が楽しみになります。
「1話だけ観て終わる日」をあえて作る
つい“あと1話、もう1話…”となりがちですが、あえて「今日は1話だけ」と決めて終わらせる日も大事です。
自分で引き際をコントロールできると、「ちゃんと自分を大事に扱えている」という感覚につながります。
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もっとドロドロしたい夜用のNetflixドラマまとめ
よくある質問(FAQ)
- Q自分へのご褒美って、いくらまでが普通ですか?
- A
「生活費を削らない範囲で、月の中でメリハリがつく金額」が目安です。
ギフトサイトなどでは、自分へのご褒美に3,000円前後のアイテムがよく紹介されていますが、まずは0円〜1,000円のプチご褒美から始めてみてください。
習慣として定着してから、
- ボーナス月だけ1万円クラス
- 節目の年に一生モノ
というように、少しずつステップアップしていくと安心です。
- Qご褒美ばかり買ってしまいそうで怖いです
- A
“回数”と“金額の上限”を先に決めておくと暴走しにくくなります。
この2つをざっくり決めておき、「今日はもうご褒美済みだから、残りは来週に回そう」と自分に言い聞かせられれば、罪悪感も減ります。
- Qご褒美を買うと、逆に罪悪感があります
- A
その日の“頑張り”とセットで言葉にしてあげると、気持ちが落ち着きやすくなります。
といった具合に、自分の行動とご褒美を1セットにして、心の中で「ここまでやったから、これくらいしてもいい」と言ってあげてください。
- Q特に趣味もないし、何をしても楽しく感じません
- A
「楽しさ」を取り戻そうとするより、「安心を感じる時間」を増やすところから始めるのがおすすめです。
0円ご褒美の
あたりは、派手な楽しさはなくても、じわっと安心感が増えていきます。
心の体力が戻ってくると、「あ、これ好きかも」という感覚も少しずつ戻ってくるはずです。
まとめ:今日は「何も買わなくていいご褒美」から
ここまで読んで、「ご褒美って、思っていたよりハードル低くていいんだ」と感じてもらえたならうれしいです。
こうした0円〜少額のご褒美を積み重ねていくと、「私はちゃんと自分を大事にしている」という感覚が、少しずつ心に貯金されていきます。
そのうえで、
といった、少し大きなご褒美を選ぶタイミングが来たら、また一緒に考えていきましょう。
まずは今日、「何も買わなくていいご褒美」をひとつだけ、自分に許してあげてください。
